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支援方針-2
わたしたちのめざすもの
私たちは、お客様の望み・必要に誠実に応えます。
お客様一人ひとりの気もちを大切にし、それぞれが安心と満足を感じながら自分らしく暮らしていくために必要とされる支援をします。
現在の社会では、「障害がある」ということが生きにくさや暮らしにくさにつながってしまっているのではないでしょうか。
けれど、使いやすいサービスが充分にあり、また、社会の理解と協力が得られれば、きっと生きやすく、暮らしやすくなります。
お客様の今と未来を共に見つめ、一つひとつの思いをしっかりと受け止めながら、型にはまらない柔軟な発想で、必要ならば新しいサービスをつくっていく、そんな創造性のある支援をめざしていきます。
7つの柱 ~こんなことを大切にしながら支援します
ありのままでいい
生きるという過程では辛いこと・傷つくこともありますが、その結果、自分を責めたり多くのことをあきらめたりしていくと、自分に自信をもてなくなることもあるのだと思います。
自信をもって暮らし、自分自身を価値ある大切な存在だと感じていけるよう、一人ひとりの「ありのまま」を大切にします。
ふ~っとひと息ついて、ほっとする
誰でも、緊張すれば疲れるし、不安の中では余裕がなくなります。
一人ひとりが安心感をもって心地よく暮らしていけること、ふ~っと肩の力を抜いてリラックスし、ほっとできることを暮らしのベースとして大切にします。
もっと楽しく
特別なことではなくても、張りのある毎日を過ごすためにはちょっとしたちいさな楽しみがほしいものです。
一人ひとりの楽しみはそれぞれ違います。その一つひとつの楽しみを大切にします。
私なり
一人ひとり、暮らしのスタイルやペース・心地よさ・こだわりたいことなどが違います。いろいろな場面でのその人なりのやり方を大切にします。
自分で決める
自分の人生の主人公は自分です。毎日の暮らしの中にあるどんな小さなことも、自分で決めたいことは決め、選びたいことは選ぶということを大切にします。
あなたの知らない私
誰でもまわりにたくさんの人がいて、それぞれに色々なつきあい方をし、色々な顔があります。一人になりたいときもあります。
人に知られたくない、土足で入られたくない「自分」もあります。そんな、「色々な顔」「自分だけの世界」を大切にします。
「やってみたい」
何かにチャレンジした時、それがうまくいってもいかなくても、私たちはたくさんの大切なもの(喜び・悲しみ・自信・挫折…)を得るのではないでしょうか。
すぐに諦めるのではなく、リスクに充分配慮したうえでどうしたらやれるのかを一つひとつ考えていきます。
やってみたいという気もち、チャレンジすること、そこから得られるものを大切にします。
支援のポイント~満足感のあるサービスをめざして
ケアプランが支援の基本
お客様のご要望・ご希望をもとにケアプラン(個別支援計画)を作成します。
ケアプランは、年に1度見直すとともに、お客様のご希望や必要に応じて随時見直しを行います。支援は、このケアプランをもとに行います。
コミュニケーションの工夫
お客様のたくさんの思いと「ことば」を細やかに受け止め、お客様に返していきます。
言語だけではなく、表情や身振り・行動・サインなどを大切にして、さまざまなやりとりの工夫をします。
何かを伝えようとすると非常に緊張したり、我慢してため込んだり、うらはらな表現をすることもあります。わかってもらえなくて寂しさを抱えてしまうこともあります。
いつもお客様の気もちを敏感に感じとりながら、もっと気もちよく自分を表せる方法を一緒に探していきます。
見る・聞く・触れる。情報を得る方法も一人ひとり違います。
写真や絵・実物・表などを用い、情報を整理して伝えられるよう、わかりやすい情報提供の方法を工夫します。
「ちょうど」の支援
支援は少なすぎてはいけません。
けれど、多すぎても余計なお節介となり、お客様の暮らしの広がりを制限してしまうことにもなりかねません。
どんな支援をなんのために行うのかをしっかりと捉え、「ちょうど」の支援をします。
自分のしたい暮らしを見つける
さまざまな体験ができる機会の提供やお客様にわかる方法での多様な情報提供の工夫をします。
自分はどんな暮らしをしたいのか、何を望むのか、イメージを膨らますことができるように支援します。
「八王子平和の家」にとどまらない
もっと便利な場所での暮らし・もっと少人数の暮らしを望む方もいます。
昼間は住んでいるところと別の場所で過ごすことが暮らしのメリハリ・楽しみ・わかりやすさにつながる方もいます。外に働きに出たい方もいます。
自分の望む暮らしや楽しみの中で、いろいろな人とそれぞれ付き合えれば。
そんなシンプルな視点で、「八王子平和の家」の枠にとらわれず、一人ひとりの暮らしの広がりや興味を一番に考えていきます