八王子平和の家について

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はじまり

八王子平和の家のあゆみ

1980年代、障害のある子の親亡き後を案じた親御さんたちが、都内各所より集まり、我が子の住まいとなる入所施設を新たに開くための活動を始めました。
そして、関係者の協力も得ながら8年以上の歳月をかけて「社会福祉法人みずき福祉会」を設立、「八王子平和の家」の開所に至りました。

八王子平和の家では、当時重視されていた指導訓練ではなく、ご利用者一人ひとりが安心して暮らすことをコンセプトとし、「心に寄り添う支援」を大切にしてきました。

また、建物も、ご利用者が暮らすユニットの管理のしやすさではなく、落ち着いて暮らすことのできる環境となるよう設計を工夫しました。普通の家のようにリビングがあり、玄関のある、当時としては画期的なユニット式を全国に先駆けて取り入れました。

日中活動にも力を入れました。居場所があり、役割があり、活躍の場がある。その人が持っている力を発揮しやすい人的環境を整えることにより、生きがいがあり、安心に包まれた暮らしを提供できると考えたからです。

倫理綱領や職員の行動規範は、全国の施設の中でも比較的早期に作成しました。
トップダウンではなく、スタッフ間で2年以上かけて話し合い、現状の支援を振り返り、改めたいことや自分がされたら嫌なことなどを率直に出し合って作成した作成方法が当時注目を集めました。
スタッフ同士が本気で意見交換をしたことで、同じ方向を向いていくための共通認識をうみだしました。
この経験から、プロセスを大切にし丁寧に意見交換をする風土も根付いていきました。